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君たちは永遠にそいつらより若い

技術と音楽と日々のこと。

世界の境界が消え、越境されることへの恐怖

海外


この記事は DevLove AdventCalendar 2014「越境」 の記事です。

昨日は、ひろみつさんの 異なる音楽ジャンルのファンの文化について考えていたら越境のヒントがあるような気がした - Mitsu.log(); でした。

こんにちは。ベトナムの某開発会社でエンジニアをしています。くてけんです。

これまでは渋谷の某ベンチャーで小〜大規模サービスの要件定義、設計、開発、運営改善などなど諸々手広くやらせていただいていましたが、今年「ベトナム(越!)」への転職をし、ベトナムに移住致しました。ちなみに、これからの気概を大きく語るよりも、結果が出てから報告する方が好きなので、お前何やってんのという話は時が来たらやります。

今日は少し角度を変えて、僕が越境した理由の一つの「越境されることへの恐怖」についてお話しします。はじまりはじまり。

よし、東南アジアにいこう

20代のうちに色んな世界に触れておきたいと思って、有給を貯めまくって、年に一度くらいドカンと海外旅行に行くようにしていました。お陰さまで多分7カ国ぐらい行けてます。「若く価値観が固まらないうちに、3つ以上の国を見なさい。2つだけでは、どちらが特異なのかわからない。3つ以上あれば、座標が打ちやすくなる。」大昔、社会科学の恩師のかどぴょんもこんなことを言っていた気がします。

アメリカ、ヨーロッパとふらふらしたので、次はアフリカ、南米、アジアだなと考えました。洞窟キャンプに行きたかったこともあり、今年は東南アジアを選択しました。

いわゆる、発展途上国へ足を踏み入れるのは、初めてで期待と不安が混じる中、無事お腹を壊すことも無く、楽しく旅を続けていました。

恐るべきエネルギー、恐るべきスピード感

データでは知ってはいましたが、旅をしている中で東南アジアのエネルギーを肌で感じました。欧米の旅とは全く異なる感覚でした。

とにかく、作って壊すスピードか早い。前日には何もなかったところに、すぐに店ができ、同様にすぐに店が消え、街の新陳代謝のスピードが尋常ではない。実際に目の当たりにすると、変化のスピードに戦きます。

そして、若い人たちが賢い。想像していた以上に、みんな賢い。若い人たちは、よく勉強していて、記憶力も非常に良く、論理的に話せる。更に英語のレベルも高く、しれっと「日本語は3ヶ月で覚えた」と言います。

更に、子どもが多い。それもそのはず、ベトナム人の平均年齢は日本の20歳ほど下の27歳前後で、まだまだこれから計り知れないポテンシャルを持っています。

世界の境界が消え、越境されることへの恐怖

僕は、彼らに可能性を感じると同時に、日本がやばいやつや!!と恐怖を感じました。

「越境」とは、「境界」がある前提の言葉です。僕のいるIT業界は物理的制約が小さく、世界中で「境界」自体がどんどん無くなり、容易に越境されるようになってきます。

これから数十年の僕たちは、少子高齢化で縮小していくであろう日本マーケットだけではなく、世界を相手にするようになる。今はまだ経験を積んだ僕たちに分がありますが、彼らはそのエネルギーとスピード感を持って、今に僕たちのライバルになる。そのとき、僕たちはスペシャリストや、上手い合成役になっていなくては、ぬくぬくと生きているとあっという間にあのエネルギーに食われてしまう。そんなことをひしひしと一時情報として感じてしまったのでした。

それから

そういった東南アジアでの体験と、その他諸々の理由を合成して、僕は東京で積み上げた生活を引き払い、軌道に乗り出していたバンドにも頭を下げ、海の外へ越境しました。そして、これまでと異なった経験を積み、国際的な越境耐性を付けることにしたのでした。

ある人にとっては、苦痛かもしれない毎日ですが、僕にとっては刺激的で楽しく成長できる毎日です。送り出してくれた人たちのためにも、境界の存在しない世界でも通用する人間になれるよう頑張ります。


ちなみに、海外で働く関連で以下のアドベントカレンダーを作ってみたりしました。興味がある方はどーぞ。(埋まってないから書いてくれてもいいんですよ…!)

僕が寄稿した記事はこのへん。

ベトナムの勉強会イベント Barcamp Saigon 2014 に行ってきました - 君たちは永遠にそいつらより若い

ベトナムの生活環境とかの話 - 君たちは永遠にそいつらより若い

いつか海外で働きたいと妄想している高専生へ - 君たちは永遠にそいつらより若い

明日は、VoQnさんです。おたのしみに!