ベトナムの生活環境とかの話
この記事は、海外で働くエンジニア(or Webの人) Advent Calendar 2014 - Adventar の13日目の記事です。
※書く人がたりてないので、海外勤務経験のある方、是非!
こんにちは。ベトナムの某開発会社でITエンジニアとして働いています、くてけんです。 人に依って感じ方は違うと思いますが、僕個人の感覚でのベトナムの生活環境やら生活費の話です。
お金
まず、ベトナムは、貨幣の単位が「ドン」です。1円がざっくり200ドンほどなので、5000円なら100万ドンくらい。桁が多く分かりにくいです。そのため、以降わかりやすくドル単位で書いています。
金銭感覚としては、ベトナム人の大卒の初任給が$300くらい。 現地採用の外国人は、$1500-2500くらいがよくあるレンジになると思います。色々です。
言語
母国語はベトナム語です。ホーチミンは、外国人旅行者や外国人労働者が多いので、比較的英語が通じます。東京よりもずっと通じる度合いも場所も多いと思いますし、若い人(ちなみにベトナムは国民平均年齢27歳、日本は45歳くらいです)は大体英語がしゃべれます。ベトナム訛りの英語は語尾が消える&独自のベトナム語っぽい発音をする英語です。ただ田舎にいったり、年齢層が高くなると全く通じません。
ベトナム語は母音が11個、声調が6個もあるので、日本人が習得するのはかなり厳しいと思います…!よく使う言葉だけ覚えれば生きて行けます。困ったときは、英語のできる友達に通訳と交渉を頼みます。
気候
ホーチミンは、年中あったかいです。平均気温数値は8月の東京くらいですが、体感値は、7月の東京くらいに感じます。暑すぎない。雨期には夕方にバケツをひっくり返したようなスコールが降って、郊外では道路が軽く海になることもあります。
治安
スリひったくりに気をつければ、重犯罪は少なく比較的安全です。夜にバイクの女の子が一人でATMでお金を下ろしているのをみるくらい。深夜はあんまり出歩かないからわかんないです。道端で気を抜くとバイクでスマートフォンを盗られるので、それには特に注意すべき。
乞食は、ほろほろいますが、腕を掴んだり群がってきたりという強引さはなく、さり気ない範疇です。(逆にカンボジアは、押しがすごかった。)
公共交通機関
バイク大国です。マイバイクがないと生きるのがつらい。普通のバイクなら、中古で$300〜1000くらいで買えます。みんな平気で、逆走、歩道走行、信号無視、無免許、飲酒運転をするファジーな国です。
バイクがない人は、$0.2くらいのバスをつかったり、$1〜(要交渉)のバイクタクシーに乗ったり、初乗り$0.7くらいでタクシーに乗れます。
外国人料金
この街には外国人料金の名残があり、たまーに現地の人の倍くらい払う場合があります。ぼったくりではないので、交渉してもNG。表向きには政府の二重価格制度は撤廃されたのですが、名残が残っている場合があるようです。
もちろん、ぼったくりもありますが、物の値段がよくわかっていない相手に対してです。在住者の空気を出しながら、適正価格を言えば、その値段で買えます。
住居
色々です。例えば、中心部に近いエリアで一人暮らしの場合。人とシェアしたりすると、$100/月で住めるかもしれませんが、$300〜500くらいで掃除洗濯付きのローカルのサービスアパートメントに住むのが普通かなという感覚です。ただ、この場合、日本語は通じなかったりします。日本人向けのきっちりしたジムやプールや色々付いてるサービスアパートメントは、$1000〜1500くらいらしい。
食生活
ソフトな味つけが多く、日本人向きの国だと思います。露店がたくさんあります。ローカル店だと、朝は1食$0.5〜1くらい。昼や晩は、$1〜2くらい。ビールは$0.5くらいで飲めます。たまに日本食を食べると$4〜くらい。
パクチー王国なので、香草が苦手だと、厳しいシーンもあるかも。ただ、僕は嫌いなものがパクチーでしたが、こっちにきて食べていると平気になってしまいました。慣れって恐い。
医療
ベトナム語の医者にかかる限りは、数ドルかもしれませんが、日本語英語が通じるところに行くと風邪でも数100ドルを覚悟。医療レベルはそんなに高くないので、大きい手術をする場合はタイに行くことが多いみたいです。旅行保険をかけてくることをお勧めします。
働き方
みんなちゃんと帰ります。仕事が終わらなければ残業することもありますが、基本帰ります。
勉強会
http://meetup.com/ や http://ticketbox.vn/ で、コミュニティに参加したり、身内で集まって勉強会してるみたいです。明日は、とても大きい技術系イベントに行く予定。言語の壁はあるだろうけど、楽しみ。
コミュニケーション
とにかくみんなよく笑うし、よくキレるし、おせっかい!感情表現がとても素直で、笑うと素直に笑い返しくれます。そして、困っているオーラを出していたら、寄ってたかって助けてくれるのが面白い。靴やらバイクやらが壊れたら道ばたのおっちゃんが「ちょっと待て」とハンドサインをして助けてくれたり、交通事故が起こったときは十数人がわーっと一瞬で集まって手当や現場の処理をしたりします。
人と人の距離もとても近いです。男同士でカフェで横に座ったり、しがみついたり、寝るときに体を枕にしあったりしても、なんら他意は無い。
フランス統治時代の名残の文化で歩けば割とおしゃれなカフェに当たるので、みんなでコーヒーを飲みながら語りあっています。また、喫煙者の多い国でもあるので、たばこを吸いながらのコミュニケーションもあります。フットサルをしたり、公園でギターを弾いたり、社交ダンスをしたり、太極拳みたいなのをしたり、カラオケやビリヤード、ツーリングをしているみたいです。
例えば、今日は、みんなで公園で地べたに新聞を敷いてコーヒーを飲んでダベったあと、ゲーセンでテーブルサッカーをして(ゲーセンは、1コイン$0.2くらい)、飯を食いに行きました。そんなかんじ。