「おうちでできるクラドニ図形の作り方」動画を作った
誰でも簡単なコードと装置を使って、おうちでかっこいいクラドニ図形を描けるよーという動画を作ってみました。なんじゃそれ?という方も、まずは動画をどーぞ。
クラドニ図形とは
クラドニ図形(Chladni figure)は、ドイツの物理学者エルンスト・クラドニの名にちなんだ図形であり、物体の固有振動の節を可視化する方法である。
from Wikipedia
平面に粉をバラまいて、そこに音(振動)を与え、音を「見る」ことができる方法です。KAKKOII!!!!
用意するもの
さてさて。動画でざっくり紹介しましたが、実際に何を用意したのかをご説明します。
鉄板
今回は0.3mmの鉄板にしました。まず、手に入りやすく、音の減衰率の小さい金属として鉄を選択しました。減衰率が小さいほど、振動が収束しづらくなります。薄い方が小さい音量で振動しやすいのですが、ハンズで触った感じ、0.1mmだとふにゃふにゃすぎ平面を保てそうになかったので、ギリギリの薄さとして0.3mmを採用しました。
スピーカーユニット
なんでもいいです。他のクラドニマシーンですと、スピーカを釘で打ちつけたりしていますが、鉄板を使うとスピーカーユニットの磁石が鉄板にくっつくので楽ちんです。動画では、5Wくらいの小ぶりなスピーカーをつかっています。
砂糖
塩でもなんでも、お好みの粉を使ってください。動画ではスティックシュガーを3本分使ってます。うっかり出力を大きくすると、ぶっ飛んだりするので、掃除機必須。
高周波発生装置
ファンクションジェネレータなどの高価な機械はいらないです。便利な世の中ですね。以下のような高周波発生Webツールを書いたので、これ使って、ブラウザから直接音を出しましょう。ちなみにChromeでしか動作確認してません。
やり方
動画を見て下さい! Just do it!!
おまけ
各種アーティストの皆様が、クラドニ図形にチャレンジしています。シャレオツ…!
感想など
「誰も味わったことのない体験を」|『BIRDMAN』築地ROY良が語るクリエイターに問われる覚悟。
http://careerhack.en-japan.com/report/detail/294
こちらの記事でクラドニ図形を見て、「ウオー!すげーかっこいい!やりてー!」と思って、当日のお昼休みに渋谷のハンズですぐ鉄板を買っていましたw単純w
実際にやってみると、砂糖の粒度がでかかったのか、このセットでは細かい模様の違いはわかりにくかったですね。動画で示した2,000Hzや12,000Hzは、いい感じになりました。板、粉あたりを調整すると、もっときれいに出そう…!みなさんもやってみてくださいな!
実際、材料を用意したり、機械をいじってたのは2時間くらい(あとは動画撮影・編集に半日)。とてもお手軽なHowto動画なので、小中学生が夏休みの自由研究とかで使ってくれたらいいのになーーなーー^^
謝辞
- 音楽: gift / [EPV_151] a EP / lost and found
- レンズ提供: Kyosuke Inoue
- 英語チェック: Shizuka Horiki
- 手タレ: Saori Ayuha
突貫工事にご協力いただいた皆様、ありがとうございました…!!!