書評: Getting Started with D3 を読んだ
概要
Kindle版のGetting Started with D3 を読みました。Kindle版だと ¥2,168 -> ¥920 (安い!) 洋書ですが、そんなに分厚い本ではないので、Kindleの辞書機能でちらちらカンニングしながら、仕事の合間や移動中などに読めば半月くらいで読めました。
- 作者: Mike Dewar
- 出版社/メーカー: O'Reilly Media
- 発売日: 2012/06/27
- メディア: Kindle版
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目次
- Chapter 1 Introduction
- Chapter 2 The Enter Selection
- Chapter 3 Scales, Axes, and Lines
- Chapter 4 Interaction and Transitions
- Chapter 5 Layout
- Chapter 6 Conclusion
全体としては、NYの交通のオープンデータを利用して、D3.js で基本的なインタラクションのついたグラフを描画するという内容でした。ある程度 HTML, JS, SVG についての知識があることが前提に書かれているので、それらのベースがある人が D3.js の基礎を身につけるための本ですね。データの整形はこの本では取り扱っていないので、別の本を読みましょう。
Chapter 2〜3 で各基礎を勉強して、Selection 4 で集大成のグラフを描画します。
Chapter 5 Layout は本当にオマケでした。force と histogram のレイアウトについて、駆け足でさらった内容で、これだけだと理解するのは難しそうでした。まだ読んでないですが、以下の本の方が内容が充実してるかもしれません。
Interactive Data Visualization for the Web
- 作者: Scott Murray
- 出版社/メーカー: Oreilly & Associates Inc
- 発売日: 2013/04/02
- メディア: ペーパーバック
- クリック: 4回
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どんなことができるようになるか
読み切ると、以下のようなアニメーションするおしゃんてぃーなグラフが描けるようになります。
最初は、以下のようなシンブルなリストを書くところから、
徐々にかっこいいグラフを描画するようになります。
「D3.js をざっと知りたいぜー!」という人向けと言いたいのですが、D3.js はオンラインでも豊富にドキュメントがあるので、無料だからそちらでmにゃもにゃも…。
所感:
実は、洋書の技術書を挫折せず最後まで読みきれたのは初めてなので、ちょっと嬉しいです///
僕は、高専専攻科卒で英語教育のぬるま湯(高専は、TOEIC平均点が350点ほどw)の中で育ってきたし、受験勉強を何一つ体験せずにここまできてしまったので、英語はそんなにできるほうではないです。恥ずかしくて、コソコソ勉強して、少しづつ身に付いてきて、英語の文献が読めるようになると、世界が広がってきて楽しいですね。
あと、Errata(誤記) なんかにも気付けて、おもしろかったです。
http://www.oreilly.com/catalog/errata.csp?isbn=0636920025429