p5.js 入門(公式のGet startedを意訳しながらやってみた)
フィードで流れてきたので、触ってみる。
p5.js とは
オンブラウザで気軽に Processing ライクにコードを書くための、JavaScriptのライブラリです。HTML5オブジェクト、ウェブカム、音声などにアクセスできるライブラリもあるらしいので、様々なインタラクティブコンテンツに応用が利きそうですね。
どんなことができるの?
この紹介ムービーページでざっと説明してくれています。(最後までつい見てしまうw)
demo よりも、examples の方が充実してて、見ていて楽しい。個人的には、 Simulate を見るとテンションが上がります。
http://p5js.org/learn/#examples
Get started をやってみる
公式の Get started を抜粋&意訳しながら、ざっとやってみます。
チュートリアルで最終的にできるもの
ファイルダウンロードとセットアップ
ファイルをダウンロードして使う場合
ここからライブラリとサンプルファイルをダウンロード。
解凍すると、中身はこんな感じ。
自分の環境のパスに合わせて、p5.min.js を読み込めばOK。
<script src="../p5.min.js"></script>
CDN を使う場合
CDN から p5.js を読み込めばOKですが、0.0.0
を使いたいバージョンに合わせること、p5.min.js
にすることを忘れずに。 ※2014/8/7 現在は、0.3.0
が最新です。
<script src="http://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/p5.js/0.0.0/p5.js"></script>
↓
<script src="http://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/p5.js/0.3.0/p5.min.js"></script>
開発環境
α版ですが、 p5.js editor という専用エディタがあります。2014/8/7 現在は、mac OS X 版のみの提供で、Windows と Linux 版はもう少し経ってからリリースするそうです。
Get started では、 Sublime Text 2 が使用されています。
初めての Sketch
円を描こう
インターネットに繋がっていれば、以下をこのまま書けば動くと思います。
<!DOCTYPE html> <html> <head> <script src="http://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/p5.js/0.3.0/p5.min.js"></script> <script> function setup() { } function draw() { ellipse(50, 50, 80, 80); } </script> </head> <body> <h1>Hello p5.js!</h1> </body> </html>
Prossesing を触ったことがある方でしたら、見覚えがあると思いますが、
ellipse(50, 50, 80, 80)
は、中心を左上から (50, 50) の位置, 横幅と高さを (80, 80) で円を描け
という命令です。
もし、エラーが起きて、うまく動かなければコンソールを見て、何かエラーが出ていないか確認しましょう。
もうちょっとエキサイティングな円を描こう
マウスが押されていたら黒い円、押されていなかったら白い円を描くサンプルです。
<!DOCTYPE html> <html> <head> <script src="http://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/p5.js/0.3.0/p5.min.js"></script> <script> function setup() { createCanvas(640, 480); } function draw() { if (mouseIsPressed) { fill(0); } else { fill(255); } ellipse(mouseX, mouseY, 80, 80); } </script> </head> <body> <h1>Hello p5.js!</h1> </body> </html>
描画する領域が 640x480 なので、その領域をはみ出ると描画されていません。
チュートリアルが終わったら
この後は、以下の資料を見て、勉強して行きましょう!
以上、チュートリアルの抜粋&意訳でした。
うん!当たり前ですけど、思いきし、Processing でした!w
Processing への参入障壁が超下がって、いいっすね。p5.js を勉強したい場合、Processing の本を読むと良いと思います(でも、大体 Java で書いてあります)。
ジェネラティブ・アート -Processingによる実践ガイド
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特に、ジェネラティブ・アートは超美しいので、ヴィジュアルブックとしてもオススメ。(今、検索したら追加で以下の記事が出てた。読もう。)
HTML5でのジェネラティブ・アート[Processing、JavaScript、チュートリアル] (『ジェネラティブ・アート』の未刊の章)
ばりばりアートっぽいことすると良いと思います。